こんにちは、はんだ付け職人です。

今日は、先日1/18〜20に開催された東京ビッグサイトでの
インターネプコンのレポート3回目最終回です。


次に訪れたWellerさんでは、大きな変化がありました。

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Wellerのハンダゴテは、コテ先の蓄熱に純銀を使用し
コテ先チップだけを交換する方式を採用して、
ランニングコストを抑える工夫をするなど、
優れたハンダゴテを輩出していましたが、

いかんせん、定価が10万円以上と高価で、
製造ラインに複数台のWeller製ハンダゴテを導入するのは難しかったです。

今年のモデルは、HAKKO製のFX951やFX888Dと同等の価格帯で
勝負してきています。

日本の市場にも本格的に参入しようとされていることがわかります。

FX951に対抗するのが写真のモデルなのですが、
すみません、型番を控えておりませんでした。
(2万円台の実売価格になる予定です)

このハンダゴテ、ユニークな機能があり、コテ台が写真のように
どちらでも使えるようになってます。また、何台でも連結も可。
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FX888Dに対抗するのがWSD71というモデル。
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こちら、実売価格は1万円中ごろになるそうで、製造ラインにも
多数導入することが可能になりそうです。


さて、ハンダゴテねたはここまでです。
次は、日本スペリア社で目を引いた、アルミ用の糸ハンダです。

ALUSAC−35という品番で大きく展示されていました。
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「アルミにはんだ付け出来るんですか?」と尋ねると
「出来ます!」と力強い返事。

フラックスは今回、出展されていませんでしたが、
液体フラックスを使うと、普通にはんだ付けできるとのこと。

フラックスの洗浄は、水でOKとのことなので、
ステンレスと同じ感じではんだ付けできるのかもしれません。

サンプルを頂戴できないか尋ねましたが、
後日、持ってきていただけるとのこと。
楽しみに待つことにします。


次に立ち寄ったHOZANさん、去年は静電気対策に特化されていましたが
今年は、基本に戻って、ニッパやペンチ、ピンセットなどの工具と
顕微鏡なども展示されていました。

ピンセットの中で「これは!」と思ったのが
p−654というピンセット。
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完全非磁性でショートタイプ 全長90mmしかありません。
先端幅0.2mm で良く合っています。

この皮製の指サックみたいなもの、
何に使うかと言いますと、このように指に装着して使用します。
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これが、意外に優れもので、ピンセットを持ち直す必要がありません。
ピンセットの長さが短いのもGOOD。
小さなチップ部品をどんどん摘むのに適しています。
(さっそく、5本購入しました)
※もう少し先端は太いほうがつまみやすいかもしれません。

静電気対策では、ユニークな商品が出ていました。
アースラインマーカーという、静電気が発生した痕跡を記録する道具です。
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写真のように、静電気が発生して、パチッとなると、マイナスのマークが表示され
専用の道具を使わないと消せません。
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これを、製造ラインに仕掛けておけば、静電気破壊で不良が発生したときに、
どこで発生したかを遡ることができるのでは?
という提案です。なるほど・・

作業台の導電マットの抵抗値を正確に規定どおりの基準で測定できる
表面抵抗計(F−109−1)もHOZANならではの商品ですね。
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余談になりますが、こんなものが展示されていました。
どこかで見ましたね。
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そう、はんだ付けアートです。
はんだ付けアーティスト山田.Z.裕之氏のコピーです。

作成するところを実演されており、私にも説明してくださったので、
「ぜひ、オリジナル作品をコンテストに応募してください」と
頼んできました。


私、はんだ付け職人の眼で見た、「2017インターネプコン」レポートでした。

では、明るいはんだ付けを!