こんにちは、はんだ付け職人です。

今週は、11月に多かった基板の回路の腐食についてのお話です。

主に、電解コンデンサからの電解液の液漏れが原因なのですが
珍しいものでは、電子ホーン(クラリネット型電子楽器)の内部に
唾液が進入して、基板が腐食しているものがありました。

たいていの基板には、「レジスト」と呼ばれる緑色の樹脂で
基板の銅箔パターンが覆われており、大気中の湿気などから
銅箔の腐食を保護しています。

ところが、電解液や、唾液の酸などはレジストに染み込むため
通電すると、銅箔が電解液に浸っている状態となり、
電気分解を起こして、銅パターンを腐食していきます。

レジストは水膨れのような状態となり、その内部では
銅箔が真っ黒な状態となっています。
(緑青を噴くこともあります)

こちらに、腐食の例を・・
http://k.d.cbz.jp/t/7a06/80n801z02fp16tzr52
(ちょっと気色悪いです・・)

したがって、電解コンデンサが、膨張、液漏れを起こしている場合には
その周辺に、変色している箇所がないかを、よくチェックしておく
必要があります。

電解液の液漏れを見逃すと、コンデンサを交換しても、
通電すると再び、腐食が進みます。

変色箇所を発見した場合は、カッターナイフなどで、レジストを削り
パターンが無事かどうかを確かめる必要があります。

キレイな10円玉のような銅が現れれば、まだ回路は生きていますので
大丈夫ですが、ボロボロに崩れてしまうようなら、断線していますので
回路を修復する必要があります。

特に、回路の細い箇所や、スルーホールの周囲は要注意です。
(腐食しやすい)

スルーホールが腐食してパターンが消失してしまった場合は、
基板の表裏をリード線で繋ぐなどの回路修復が必要になります。

修復が終わったあとは、ホットメルトやエポキシ樹脂などで
パターンの表面をコーティングしておけば万全です。

ご自分で、基板を修理される方の参考になれば幸いです。

では、明るいハンダ付けを!


はんだ付けでお役に立てるなら
お気軽にご相談ください!個人様、法人様問いません。

こちらからご相談くださいませ!

ご連絡お待ちしております。